保育士の就職先ってどこ?これから保育士を目指す人へ

保育士の就職先はどこがあるのでしょうか?これから保育士を目指す人にとっては気になるところですよね。
一言に保育士といっても就職先は保育園・幼稚園だけではありません!
他にも保育士の資格を活かせる職場や就職先を探す際のポイントをご紹介します!

保育士の主な仕事内容

就職先を探す前に、保育士ってどんな仕事をするものなのか知っていますか?
保育士とは子どもの身の回りの世話をするだけではなく、心身の発達を促したり、基本的な生活習慣を身につけさせるなど、子どもの成長を手助けするような役割が求められる仕事です。
単純に子どもが好きで子どもに関わる仕事がしたい!というだけではイメージとのずれがあるかもしれませんね。
それを踏まえた上で保育士にはどんな就職先があるのか見ていきましょう!

保育士の主な就職先

保育所

保育士といえばやはり保育所を想像する方が多いのではないでしょうか。
保育所は、保護者が労働しているなどの理由で「保育を必要とする児童を預かり、保育する」ことを目的とする施設のことを指します。
一言に保育所といっても認可保育所と認可外保育所があり、環境が違うので注意が必要です。
ちなみに保育所と保育園は呼び方が違うだけで同じものです。

幼稚園

幼稚園もよく聞きますよね。
しかし、保育所と幼稚園には少し違いがあります。
幼稚園は「義務教育及びその後の教育の基礎を培う」ことを目的としています。
目的が違うため、保育所と比べ子どもとの接し方に違いがあります。

児童厚生施設

「児童遊園、児童館等児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情繰をゆたかにする」ことを目的とした施設です。
様々な理由で、自分の家で暮らせない子どもたちのための家というイメージです。
施設での生活は一般家庭と大きな違いはありません。

母子生活支援施設

18歳未満の子どもを養育している母子家庭等、または何らかの事情で離婚の届出ができないなど母子家庭に準じる家庭の女性が、子どもと一緒に利用できる児童福祉施設です。
簡単にいうと、生活と要因が困難な母子家庭を支援する施設です。

知的障がい児通園施設

知的障害のある子どものための施設で、社会へ対応できるように生活の支援を行う施設です。
児童指導員や保育士が生活習慣や集団生活の基本を教えていきます。

盲ろうあ児施設

盲児やろうあ児を保護し、独立自活を支援する施設です。
盲児施設、ろうあ児施設、難聴幼児通園施設等があります。

重症心身障害児施設

重度の知的障害及び重度の肢体不自由が重複している児童を入所させて、これを保護するとともに、治療及び日常生活の指導をすることを目的としている施設です。

乳児院

何らかの理由によって、親との生活が困難である子どもを保護、養育するための施設です。
子どもの生活の場として24時間体制で教育します。

児童養護施設

保護者がいない、虐待などで教育が困難な児童を保護し、自立のための支援を行う施設です。
それぞれの希望や能力に応じて、進学や就職などの道を支援します。

児童家庭支援センター

子ども、家庭、地域住民等からの相談に応じ、必要な助言、指導を行う施設です。

保育士の資格を活かした仕事

最近では、民間企業への保育士の就職が注目されています。
民間企業による乳児向けのサービス(ベビーシッター・ベビーホテル・一時預かり所等)が増えています。
空いた時間で働ける施設が多く、プライベートも確保しつつ、自由な働き方をすることも可能です。
設備は不十分なことが多いですが、待機児童が問題となっているなか、こうした仕事はとても大切な役割を担っています。

保育士の勤務時間・勤務形態

保育士は週休二日のシフト制が基本となっており、勤務時間は施設によって異なりますがだいたい8〜12時間程度です。
施設によっては24時間児童をサポートする必要があるため、早番・中番・遅番などで時間を調整して働きます。
シフト制といっても残業があることもあるので、定時に帰ることが難しい場合もあります。
中には、休日出勤する保護者に合わせて、休日保育がある施設もあります。
休日保育の需要はあまり高くなく、休日に休みが取りにくいということは少ないようです。
働き方は、フルタイム・パート・アルバイト・派遣など様々です。
フルタイム以外では、早朝のみ、夜間の数時間だけといった、自身の生活スタイルにあった働き方が可能です。

保育士の就職先選びのポイント

せっかく就職しても、「こんなはずじゃなかった…」とならないように、就職先を選ぶ際のポイントをご紹介します!

園の方針を知る

園によって、教育・保育方針には違いがあります。
教育に熱心な園なのか、のびのびと遊ばせる園なのかなど、自分の考えと園の方針があっているかを確認しましょう。

私立か公立か

私立の場合は、行事ごとが多く年中準備に追われて忙しいかもしれません。
しかし、自分の方針にあった園と出会えれば働きやすいでしょう。
公立の場合は、行事ごとが少なく、落ち着いた環境で働けるでしょう。
また、地方公務員となるので、私立よりかは安定した収入が得られるという特徴もあります。

希望条件に優先度をつける

自分が希望する条件の優先度が給料なのか、勤務地なのか、職場環境なのかを決める必要があります。
給料が高くて家から近くて環境もよくて…という職場はなかなかありませんので、必須条件と希望条件を決めて探すようにしましょう。

目先の条件に囚われない

給料が高いから、家から近いからなどの理由で安易に就職先を決めてしまうのはよくありません。
給料が高くても激務だったり、家から近くても職場環境が悪く続けられないなど、問題がある可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?保育士としての様々な就職先と、就職する際のポイントについてご紹介しました。
大切なのは、「自分がどんな職場で働きたいのか」「仕事を通してどうなりたいのか」など、自分を知ることです。
就職先を決める際は目先の情報にとらわれず、園のホームページを見る、口コミを見る、パンフレットを取り寄せて比較してみる、実際に実習をさせてもらうなど下調べをし、納得した上で決めることをおすすめします。
あなたにとって最適な職場に出会えるといいですね!
もし興味があればこちらで転職サイトについてまとめているので、御覧ください!
それではあなたの就職活動を応援しています!

お知らせ

ほいくキッズクラブは、保育士さんの就業環境の改善を目的としています。自身の経験を生かして保育士さんに役立つコンテンツを配信していきます。保育士さんが働きやすくなる環境を目指していきます!