新人保育士さんにありがちな悩みTOP3を解決します!

厳しい勉強や実習、試験を乗り越え、やっと叶えた保育士の仕事。

しかし、入職1年目にしてすでに「こんなはずじゃなかった…」「もう辞めたい…」と心が折れそうになっている方も多いのではないでしょうか?

でも、誰だって新人の頃は壁にぶつかるもの。

あなたの悩みも、いわば“保育士なら誰もが通る道”なのです。

今回はそんな新人保育士さんが抱えやすい悩み3つと、その解決方法をお教えします!

新人保育士さんによくある悩みTOP3

3位:子どもの気持ちがわからず、自分の保育に自信がない

保育士なのに子どもの気持ちや接し方がわからない!

学生の頃は、保育士になったら“自分が考える理想の保育”を実践しようと思っていたはず。

なのにいざ働いてみると、子どもとの接し方がわからない、咄嗟のことに上手く対応できない…など落ち込むような出来事ばかり。

学校や実習で学んだことも活かせず、「私って全然仕事ができない…」と保育に対して自信をなくして悩んでしまうということは、ほとんどの新人保育士さんが経験しているのではないかと思います。

まずはしっかり向き合って“遊んで”みよう

保育士に限らず、1年目の頃から何もかも上手くできる社会人なんてほとんどいません。

なので、たとえ自信をなくすようなことがあっても新人のうちは「とにかく慣れや経験が必要だ」と考えて前向きに保育に取り組みましょう。

特に「子どもの気持ちがわからない」という悩みを解決したいのであれば、自分が受け持つ子どもたち一人ひとりとしっかり関わることが大切です。

まずは、“思いっきり楽しみながら子どもたちと一緒に遊ぶ”ことをがんばってみてください。

子どもたちが心を開いて遊んでくれるようになったら、そこから一人ずつの様子をよく観察しましょう。

回数を重ねていくにつれて、きっと子どもたちの気持ちの変化や性格、接し方もわかるようになってきます。

もちろん、夢中になりすぎて大きなケガや事故だけはさせないようにしてくださいね!

2位:怖い先輩保育士に怒られるのがつらい

怒られないか毎日ビクビク…怖い先輩保育士との付き合い方とは?

仕事中、聞きたいことがあっても先輩の態度に萎縮してしまい、怖くて聞けない…。

自分がそんなたまたまそんな先輩に当たってしまったと思いがちですが、実はこんな悩みを持っている保育士さんは珍しくないのです。

中には質問をしたら「そんなこともわからないの!?」と怒られた、だけど自分で判断して動いたらそれはそれで「わからないならちゃんと聞いて!」と怒られた、という理不尽な目に遭った方も…。

厳しい態度は子どもたちを守るため、でも要注意な場合も

「また今日も怒られるのか…」と思うと職場で先輩と顔を合わせるのすら憂鬱、という方もいるかもしれませんが、ここでちょっとだけ考え方を変えてみてください。

先輩保育士は新人指導を担当するのと同時に、「子どもたちがケガや事故に遭わないように」と常に緊張感を持って保育に当たっています。

そう考えてみると、新人保育士に対してつい厳しい口調になってしまうのも無理はないのかもしれません。

「先輩が怖い、苦手」という気持ちは十分わかりますが、新人のうちは「早く一人前になってほしい」「子どもをしっかり守ってほしい」という思いから来ているものだ、とプラスに捉えてみてください。

そして先輩保育士といい関係を築くには、やっぱり「わからないことはどんどん聞く」のがベストな方法です。

怒られたとしてもいちいち気にせず、笑顔で「念のために確認しました」「勉強になりました、ありがとうございます!」と返しましょう。

そうすれば、きっと「意欲のある子だな」と先輩の見る目も変わってくるはずです。

ただし、先輩保育士から人格を否定するような発言があったり、無視などいじめのような態度を取られているのであれば別問題。

そういったときは一人で抱え込まず、ほかの上司などに一度相談をしてみてください。

1位:とにかく仕事量が多い

残業や休日の持ち帰り、それでも終わらない保育士の仕事量

「保育士の仕事量が多いことはわかっていたけれど、想像以上だった…」

「ここまで自分の時間がないのはきつい…」

と、これが新人保育士さんが退職までをも考えてしまう一番の悩みです。

勤務時間のほとんどを保育業務に費やすので、保育士さんが事務仕事ができるのは必然的にお昼寝のあいだや子どもたちが帰ってから。

しかし、実際はそれだけの時間では仕事が終わらず、“残業したうえでさらに持ち帰り”や“休日を使って片付ける”という方が大半なのではないかと思います。

保育士の仕事量の多さは、もはや“解決できない問題”なのでしょうか?

仕事は予定を立てて計画的に!

新人保育士の場合は、まだ勤務先のやり方や仕事の流れに慣れておらず、特に業務が多く感じられるということもあります。

なので、まずはやらなくてはいけない仕事を書き出して優先度を付け、「この時間はこれをやる」と計画を立ててルーティーンを作るところから始めましょう。

一番時間を取られがちなイベント準備などは園の年間の予定を頭に入れておき、空いた時間を使って早めに企画や準備物の下調べをしておくのがポイント。

しかし、仕事に慣れているはずの先輩保育士も同じぐらい残業や仕事の持ち帰りをしているのであれば、園のシステム自体に問題があるのかもしれません。

その場合は、事務仕事を効率化できるツールなどを提案してみることが必要となってきます。

もしそれでも改善が見られなかったら、もう少しライフワークバランスを考えられる保育園へゆくゆくは転職するのもひとつの手です。

保育士さんの残業を減らす詳しい方法はこちらもチェック!

新人保育士の悩みを解決する方法まとめ

  • まずは子どもたちとしっかり遊ぶことで、子どもの気持ちを理解しよう
  • 怖い先輩でも、笑顔でガンガン質問しにいこう!怒られても毎回気にしない
  • やるべき仕事は見える化・計画化して整理してから片付けよう

新人保育士さんにありがちな悩みについて、解決方法も合わせて紹介しました。

しかし、何より一番大切なのは心身の健康です。

仕事に慣れたい、できるようになりたいという思いで頑張るのはもちろんいいことですが、ストレスや疲労で病気になってしまっては意味がありません。

もし、どうしても前向きになれないときは、休日は仕事のことを一切忘れるなどしてリフレッシュをしてみましょう。

それでもつらい気持ちが晴れなければ思いきって転職し、勤務先を変えるのもあり。

まずは、あなたにとって無理のない働き方を目指してくださいね!

お知らせ

ほいくキッズクラブは、保育士さんの就業環境の改善を目的としています。自身の経験を生かして保育士さんに役立つコンテンツを配信していきます。保育士さんが働きやすくなる環境を目指していきます!